招き猫のおかたづけ日誌

花火の適切な処分方法

家庭で楽しめる「おもちゃ花火」は、気軽に手に入れることができるようになりました。

夏になるとコンビニエンスストアやホームセンターの店先に色とりどりの花火が並びます。

手持ち花火だけでなく家庭で楽しめる打ち上げ花火やロケット花火など、種類も豊富です。

手に入れやすくなった反面、一晩では使い切れずに残ってしまうことも多々ありますよね。

ふと気がつくと夏が終わった後も手元に残ってしまうことも。

使い切れなかった花火は使えるのでしょうか。

古い花火の持ちこしは何年くらいならば安全に使えるのでしょうか?

 

 

この記事の目次

1、そもそも【おもちゃ花火】とは?

2、使用後の花火の捨て方

3、使い切れなかった花火

4、楽しめる期限が過ぎた花火の捨て方

 

 

1、そもそも【おもちゃ花火】とは?

花火とは、火薬類を燃焼させたり爆発させたりすることで、光や音や煙を楽しむものです。

花火大会で見るような打ち上げ花火はもちろんのこと、一般家庭で楽しむ「おもちゃ花火」についても法律の下で安全に使用することが定められています。

火薬の量が決められ、安全に楽しめるよう配慮がされているのです。

何百種類というさまざまなおもちゃ花火が売られています。

「火薬類取締法」で規定されていますが、その中で、おもちゃ花火は8種類に分類され、その種類の中でもさらに細かく分類された上で、火薬の量などが決められています。

例えば、線香花火は「炎・火の粉・火花を出す花火」に分類され、火薬量が0.5グラム以下と決められています。

爆竹は「爆発音を出す花火」に分類され、火薬量が1グラム以下、爆薬0.05グラム以下で筒の外径が4ミリメートル以下と決められ、それらを導火線で編み合わせるのも20連発までと決められています。

何気なく使っている花火ですが、厳格に規定された法律に従って作られているからこそ安全に楽しめるのです。

 

 

2、使用後の花火の捨て方

花火で遊ぶときには、水を入れたバケツを近くに置くようにします。

そして、そのバケツの中に使い終わった花火を入れていきましょう。そのまま一晩以上、水につけておきます。

遊び終わった花火にも、わずかに火薬が残っています。そのため水を吸わせた状態で捨ててください。

水でぬらした古新聞に包み、ビニール袋に入れて捨てるようにしましょう。

ただし、自治体によっては、使い終わった花火であってもゴミとして回収しない場合もあります

使用済みの花火をゴミとして出すことが可能であったとしても自治体によって分別方法が異なります。

可燃か不燃かの違いもありますし、有害ゴミとして回収する地域もあります。

お住まいの自治体の方針に従って、適切な方法で処分するようにしましょう。

 

 

3、使い切れなかった花火

花火を楽しむ季節といえば夏。シーズンが終わる前に楽しむことが大原則です。

それでも、買いすぎてしまって残る場合も出てくることがありますよね。

その場合は、次の機会まで適切に保管して、使える状態を維持できるように努めましょう。

使い切れなかった花火を保管するときは、次のことを守ります。

・火の気のないところに置く

・湿気が少ないところに置く

・直射日光の当たらない場所に置く

これらを守れば10年までは保存して使ってもよいことになっています。

言い換えると、未使用であっても10年を超えたものは安全に使用できないため廃棄するしかありません。

10年以内であっても、花火に火がつきにくいという状態であれば、使用は中止しましょう。

適切に保存していたつもりでも、湿気を帯びてしまった可能性があります。

この場合も、安全な使用期限が過ぎた花火と同様に廃棄してください。

大掃除の時などに、いつ購入したか分からない花火が出てくる場合もありますね。

いつ購入したか分からない花火も処分します。

購入時期が花火を「とりあえず火をつけてみて、捨てるかどうかを考えよう」といった安易な発想をするのはやめましょう。

 

 

4、楽しめる期限が過ぎた花火の捨て方

未使用の花火は、使用後の花火のように家庭のゴミとして捨てることができるのでしょうか。

未使用の花火をゴミとして捨ててもよい場合であっても、捨て方には注意が必要です。

少量ずつ小分けにして出すことや、水を吸わせた状態で新聞にくるみビニール袋に入れて口を縛ってから捨てるなどの処置が必要です。

未使用の花火をゴミとして出すことが可能かどうかは、自治体の窓口に問い合わせて確認しましょう。

その際、捨て方についても念のため確認をしてみましょう。

特に未使用の花火は捨てられない地域もありますので、必ず確認をしてください。

少しくらいなら捨てても構わないだろうという安易な考えは捨てましょう。

ゴミ収集車の中で発火する恐れがあり、とても危険です。

大量の未使用花火を安全に処分するには、専門の業者に回収を依頼したほうがよいでしょう。

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