エアコンの処分について

最近ほとんどの部屋に取り付けられているエアコン。
買い替えの場合は、大抵新しいエアコンの接続の際に業者が古いものを取り外して新しいものを取り付けてくれます。
その際古いものを引き取ってくれる場合があります。

ただし引越しの際に取り外した場合など、処分だけする場合、どうすればよいのでしょうか？
今回はエアコンの処分方法についてご紹介します。

＜目次＞

◇エアコンは家電リサイクル法の対象

◇無料回収業者には渡さないこと

◇エアコンの３つの処分方法

　1、指定引き取り場所に自分で持ち込む
　2、家電販売店やメーカーに引き取ってもらう
　3、不用品回収業者に依頼する

◇エアコンは家電リサイクル法の対象

エアコンは自治体の粗大ゴミとして出すことができない「家電リサイクル法」の対象です。
※ただし業務用エアコンは家電リサイクル法対象外です。

家電リサイクル法とは特定の家電製品から、リサイクル可能な部品や材料をリサイクルし、廃棄するものを減らすとともに、資源の有効利用を推進するための法律です。
今まで粗大ゴミとして出すことができたエアコンですが、粗大ゴミとして出されたものは多くが埋め立てられるなどして廃棄されるだけでした。それを見直して有効資源を活用するために、今までのように粗大ゴミで出すことはできなくなりました。

＞関連記事「粗大ゴミで出せない？！家電リサイクル法って？」

◇無料回収業者には渡さないこと

無料回収業者の中には悪質業者があります。

「どうして無料で回収するの？」と疑問に思ったことはありませんか？
エアコンには再利用に有効な資源がたくさん使用されています。
さまざまな金属などです。
これらを回収し換金することで無料回収業者は利益を得ています。
これが無料回収業者のカラクリです。

これだけなら別にいいじゃないかと思われるかもしれませんが、有効資源だけ取り外して山などに不法投棄する悪質業者が絶えないのです。
適切に処分されずに不法投棄されたものは、土に還ることなくただのゴミとなるのです。
このことから無料回収業者には引き渡さないようにしましょう。

◇エアコンの３つの処分方法

１、指定引き取り場所に自分で持ち込む

事前にリサイクル券（各自治体で名称は異なります）などを購入し、事前予約して持ち込むことで回収してくれます。
エアコンの取り外し作業や持ち込む手間がかかりますが、出費は少なく済むというメリットがあります。

全国の指定引き取り場所はこちらでお調べ下さい。
http://www.e-map.ne.jp/p/rkcsymap/

２、家電販売店やメーカーに引き取ってもらう

買い替えの場合、販売店が新しいエアコンを取り付けの際に古いものを取り外して引き取ってもらえる場合があります。
販売店によっては商品購入と引換に無料で引き取ってくれる場合があるので、買い替えをご検討の場合は出費が少なく手軽であるといったメリットがあります。
ただし引き取りはしない販売店もあるため、事前に確認しておきましょう。

また、それぞれのエアコンのメーカーが引き取りをしている場合があります。
これについては各メーカーのHPなどをご覧ください。

３、不用品回収業者に依頼する

リサイクル料金と回収（運搬）費用がかかりますが、あらかじめ時間指定すれば家に直接引き取りに来てくれるので、時間に都合がつきやすい上に、持ち込むなどの手間がかかりません。
業者によっては取り外し作業などもしてもらえる場合があります。
エアコンは素人には取り外しが難しい場合が多いので、取り外しがまだの場合には助かります。
事前に取り外し作業も可能かどうか問い合わせてみましょう。

HPに料金を掲載していて回収の内容などが明確に記載されている不用品回収業者が安心できます。

いかがだったでしょうか？
リサイクル法の対象のエアコンですが、状況によって正しい処分をしてくださいね！

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