家族を悩ますゴミ屋敷の苦情、解決方法は一つ

家族を悩ますゴミ屋敷の苦情、解決への第一歩へ

ゴミ屋敷は、住んでいる人の健康を害するだけではなく、「ゴミ屋敷を何とかしろ」と苦情を受けトラブルに発展することが多い問題です。
離れた場所に住んでいる親御さん、一人暮らしのお子さんの家がゴミ屋敷になって、近所からの苦情を受けている場合、ご家族は大変悩まれますね。
家族を悩ますゴミ屋敷の苦情を解決するためには、ゴミ屋敷を片づける以外ありません。

◇ゴミ屋敷の苦情内容とは

ゴミ屋敷に対する２大苦情は、「悪臭」と「害虫」被害です。

人が生活する以上、排泄物や食べ残しなどの「有機物」が発生します。
それらを放置し続けると、腐敗が進んで悪臭が発生します。
窓を閉め切った状態でも、集合住宅ではベランダや排水溝を伝って悪臭が拡散します。
戸建て住宅でも、あまりにゴミが多い場合は、風に乗って悪臭が広がります。

野良猫や野生のイタチの住みかとなり、糞尿被害が起こることもあります。
放置されたゴミからゴキブリ、ハエ、不快な害虫が発生して、関係ない自宅に入り込んできたら苦情を言うのは当然ですね。
特に夏場は、害虫が発生しやすく苦情が多い季節です。

◇賃貸住宅で近隣住民から苦情がでたら

ゴミ屋敷となり近隣住民から不動産会社へ通報されると、大家さんから退去命令が出ることもあります。
汚れた部屋を原状復帰して返すように、できないなら賠償請求すると言われる可能性があります。

保証人になっているご家族が責任を負うことになりますし、ゴミ屋敷を解決するスピーディーな対応が求められます。
ゴミ屋敷を解決するように指摘されてから、問題を放置していると誠意がないと取られますし、家賃もかかり続けて経済的負担も大きくなります。

◇苦情が出たゴミ屋敷を片づける難しさとは

家族がゴミ屋敷を片づける難しさを考えてみましょう。

まずは、ゴミの量が多すぎることです。
ワンルームでも、うず高く積まれたゴミを運び出すせば、軽トラック１杯では済まないことがあります。
高齢者のゴミ屋敷は、何年何十年と堆積した不用品でいっぱいです。
ゴミを運び出し、処分することは至難の業です。
その次に悪臭や害虫に心が折れてしまうことです。ゴキブリ１匹出ただけで、大騒ぎする方に苦情が出るレベルのゴミ屋敷掃除はできないでしょう。
ゴミを移動させるたびにゴキブリやハエが飛び出してくる状況は、かなりの恐怖感があり、作業がスムーズに進まないと思います。
もうこうなると個人での対応はほぼ不可能であると言えます。